接続語が意外と難しい

暑い日が続きますね。夏期講習も始まったかと思ったら、もう1週間以上経ってしまい、なんともう8月です!熱中症で体調を崩したり、疲れがたまりやすくなったり、何となくだらけてしまったり…。そんなこんなで、あっという間に9月に入ってしまいます。来年2月の中学入試まで本当にあっという間ですね、今のうちから、できることをしっかりやって行きましょう。

逆接の接続語が意外と難しい

先週、5年生の国語の授業は、接続語に特化して授業を行っています(今週は指示語の特訓)。しかも短い2つの文章からの練習です。同じようなことを何回も徹底的に練習しています。そして徐々に文章が長くなっていきます。最初は正解が続いて気持ち良いのですが(笑)、だんだん文章が長くなってきて、しかも内容が難しくなってくると、繰り返しとはいえ、それでもなかなか完璧にはなりません。特に「しかし」などの逆接の接続語がなかなか100%の正答率になりません。もちろん、すべての問題が「逆接」ではありません。いろいろな接続語があるので、混乱してしまっているのかも知れません。それにしても、ここは外して欲しくない逆接の接続語!という問題で外してしまいます(^_^;)

たとえば、
寝坊した。( だから )遅刻した。
のように、「結果が予測できる」のであれば、順接。
寝坊した。( しかし )間に合った。
のように、「結果が予測できない(予測した結果と反対の結果に終わる)」のであれば、逆接。

前後をよく見比べれば、分かるはず。「マイナスだったことがプラスになった」「いつもはこうだが、今回はこうだった」など、見比べれば分かるはず(2度目)。それなのに正解したり間違えたり…。なぜなんだろう?と思い、生徒たちが解いている様子をじっと伺っていました。ちゃんと見比べれば分かるはずなのに(3度目)。でも生徒たちを見ていた結果、分かったことがあります。それは…。

内容が反対になっていることが分かっていない…

いや実は…子ども達は反対の意味の言葉だと認識していなかったのです。いや、語彙力が足りないのであれば、そこを徹底的に練習し、叩き込みます。いわゆる「対義語」の知識です。ふくしま式で有名な福嶋隆史先生の著書「本当の語彙力が身につく問題集」を授業に取り入れておりますので、少しずつですが言葉の使い方は身についています。対義語を使って、型通りに文章を作る練習をしています。だから、決して対義語が分からない訳ではありません。じゃあ、何につまずいているのか?

文章の内容が反対になっている、ということに気づいていないのです。もちろん、接続語の前後にある文が短ければ分かります。しかし、少し長くなると逆の内容になっていることに気づかずに、「しかし」や「ところが」を入れることができていない、ということに気づきました。文章の内容が高度だと、なかなか気づかないようです。文明だったり、環境問題だったり…。少しずつ慣れていくしかないと思いますが、とにかく、文末に印をつけ、比べるように指示しました。

また、よく出る形に「確かにAしかしB」というものがあります。いったんAを認めてはいますが、Bを強調したいときによく出てくる形です。たとえば…

確かに彼は優しいところがある。
しかし、おっちょこちょいだよね。

これは、優しいというプラス面があることを認めていながらも、おっちょこちょいというマイナス面を強調していますね。逆にするとどうなるでしょう?

確かに彼はおっちょこちょいだ。
しかし、優しいところがあるよね。

マイナス面はあるけれども、そこを充分カバーできるプラス面がある、というイメージになりますね。

いずれにしても「確かに」ときたら、あとで「しかし(だが、でも、けれども、ところが…などなど)」が来るということを知っておくだけでも、選択肢の幅が狭まりますので間違える確率が減ります。

ご活用ください(^-^)

Shonan FELIX 代表 米本 喜彦

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