中学受験・面接対策|服装や靴など気をつける4つのポイント

私は神奈川県の藤沢という地で、「論理的思考力とコミュニケーションスキルを身につけておけば、将来食いっぱぐれることはございません」という理念で中学受験の学習塾を営んでいる米本と申します。
さぁ、いよいよ神奈川県の中学入試が始まる2月1日まで一週間となりました。中には「面接」を控えていらっしゃる方もいるのではないでしょうか?何を聞かれるのか分からないので、緊張しているかも知れませんね。お子さんが極度の緊張してしまうと、お子さまの持つ良い所が何ひとつ出ずに終わってしまうかも…と不安になっているお母さまもいらっしゃることと思います。

というわけで、今回は「入学試験が終わった後、面接があるんだけど、どんなことを心がけて臨めばよいのかが分からない」という悩みを解決するために、残り少ない日数ではありますが、ポイントをまとめてみました。
これを実践することで、「面接が和やかな雰囲気の中、あっという間に終わった」、「緊張したけど楽しめた!」「学校の先生が好きになった!」となると良いですね。

大切なことは「マニュアル通りにしない」ということと「私立中学側は模範解答など求めていない」ということを頭の片隅に留めておくことです。どうぞ最後までご覧になって、面接を大成功で終わらせ、悔いのない中学受験を目指しましょう。

なんで面接するの?

①私立中学が面接を実施する理由

昔はわりと多くの私立中学が面接を実施していました。やはり、「建学の精神」や「学校の方針」をキチンと理解して入学してくれるのか?というところは、受け入れる側としては気になりますからね。だから、どういう受け答えをするお子さんなのか、どういう性格のお子さんなのか、ちゃんと会話が成り立つのか、また、家庭環境はどういったものなのか、そして、保護者面接がある場合は、お父さまやお母さまの様子などを知るためにも、入学前に一度会っておきたいというのが主な理由です。

②だから質問はこうなる~受験生編~

たとえば、お付き合いしている人がいるとします。その交際している相手は、なぜ自分を選んでお付き合いしてくれているのだろう?って気になりますよね。「私のどこが好き?」って聞きたくなるアレです(笑)。同じように、私立中学も気になるんです。「なぜ、数ある私立中学の中からウチを選んでくれたのか?」ということは必ず聞かれます。つまり、「志望動機」ですね。
同様に、以下のようなことを知りたいので、よく聞かれます。

*午前中に受けた入試の出来はどうだったか?

ウチが出した入試問題の相性はどうだったかという点は、とても気になります。受けた感想や出来具合を聞かれるケースもありますね。ここは正直に答えましょう。カッコつけて「できました!」と答えても、どうせあとでバレますから(笑)。できれば具体的に答えたいところです。たとえば、「算数の大問1の計算は自信がありますが、大問3の平面図形で少し時間を取られました。」などと答えれば、かなり印象は違ってきます。間違っても「普通でした。」などとは答えないようにしましょう。「普通」が一番、つまらないからです。

*得意科目と不得意科目

これも正直に、そして具体的に答えるように心がけましょう。たとえば、「得意科目は算数です。でも場合の数は理解するのに時間がかかりましたので、中学生になったら、もう一度気を引き締めて学びます。不得意科目は社会です。暗記するのが苦手だった面があり、正直避けていましたが、直前の1か月で逃げずに取り組んだところ、克服できました!」というような感じです。全てが得意科目…だなんて、学校側も思っていませんので、安心して正直にお伝えいたしましょう。ただし、ウソをついてはいけませんが、苦手なりに前向きに取り組んだ、ということは伝えた方が良いですね。

*通学経路と所要時間

自宅から志望校までどうやって来るのか、どれぐらいの時間がかかるのか、本人は分かっているのかな?ということを知りたいとき、聞かれます。これは結構、論理的に伝えなければ、相手は分かりません。徒歩なのか、電車なのか、電車は何線(JR線?小田急線?東横線?)なのか、何分乗車しているのか、など、自宅を出てから学校に着くまでを分かりやすく伝えましょう。

*併願校について

「他にどこを受験しましたか?(もしくは受験する予定ですか?)」と聞かれた場合、どう答えますか?特に面接をしている学校が、いわゆる「滑り止め校」だった場合、非常に答えにくいですよね。でもウソはいけないし、当然、学校側だって「ウチが第一志望校とは考えにくい。当然、他に第一志望校がある」と思っています(思っていなかったらごめんなさい)。そういうときは正直に、「〇〇中学を受験しました(予定です)。でも御校も気に入っていて通学したいと思っているので、もし〇〇中学がダメだったときはお世話になります!」と堂々と、明るく答えましょう。

*趣味や特技

これも正直に、打ち込んできたものを答えましょう。鉄道に詳しい子は「山手線の駅は全て言えます」とか、「ヒューマンアカデミーのロボット教室は、ミドルコースまで修了しました」など、何でも構いませんので、これだけはやり続けました!ということをアピールしましょう。「お風呂の洗い方は、家族から絶賛されています」とか、「本が大好きで、小学生になってからの6年間で〇百冊以上、読みました」でも良いですね。ただし、その後にツッコミが入るかも知れません(たとえば、どうやってお風呂を洗うのですか?とか、最近読んだ本の中で、特に印象に残った場面を教えてください、など)ので、くれぐれもウソはないように…。

*長所と短所

これもよく聞かれますね。自分で自分のことをキチンと分かっているのかな?という観点で、聞かれるのかも知れません。長所と短所は表裏一体ですので、答えやすいと思います。たとえば、「長所は優しいところ」とした場合、「優しさを通り越して、頼みごとを断れないという短所」を持ち合わせているかも知れません。中学生になったら、そういう短所を克服したい、ということを伝えましょう。短所を短所のままで終わらせない、ということをアピールすると良いですね。前向きな生徒に来て欲しいのですから。

*入学後になりたいこと

当然、わざわざウチを選んで入って来てくれる訳だから、入学後にどういうことをしたいと思っているのか?は、私立中学側の立場としては、とても気になるところですね。どういうことに打ち込みたいのか?どういう夢を描いて、嬉々として通ってくれるのか?そこが気になるところですので、アピールしましょう。

③だから質問はこうなる~保護者編~

*家庭の方針

お母さんに質問です(笑)。
「ご家庭ではどういうことに気を付けて子育てをされてきましたか?」と聞かれたら、どうやって答えますか?一度は考えたことがないと、なかなか難しいですよね。実は当塾では、面接官の心に刺さる言い回しを内部生の皆さまにはお伝えしております。やはり同じことを伝えるにしても、「有効な言い回し」というものがあります。知っているかどうかで、ずいぶん差が開きます。

*普段の親子の会話

日常生活の中で、お子さんとどういう会話をしていますか?コミュニケーションが取れているかどうかを知りたいのではないかと推察されます。何気ない会話の中でも、気を付けていることがあれば、お伝えしましょう。

*通学経路

私立中学側としては、もし万が一、地震などの災害が起きたとき、安全を確保できるか?ということを、第一に考えます。通学経路の途中に親戚の家がある、などの手段があれば、大きなポイントになりますね。

*PTAに協力できるかどうか

本音で言えば、メンドクサイですよね(笑)。でも6年間または10年間、我が子がお世話になる学校です。できるだけのことは協力させてください、という姿勢は持って欲しいと思います。「共働きのため、できることは限られるかも知れませんが、少しでもお役に立ちたい」という考えをお伝えできれば良いですね。

答えるときの注意点

①禁句~言ってはいけない言葉~

ある私立中学の塾向け説明会で伺ったことがあります。「長年、面接を行ってきて、過去に2名だけ、面接で不合格にしたことがあります。1名は何にも話さなかった子。もう1名は何を聞いても、ウチの父ちゃん金持ちとしか言えなかった子です。」と。信じられない話ですが…そりゃ落ちますよね。コミュニケーションが取れないんだから、私立中学側としては困る訳です。また、あたかも「滑り止め」的な位置づけであるような言い方も避けましょう(たとえそうだったとしても)。

②表情や伝え方

当然のことですが、面接官の目を見て話すことがポイントです。そして慌てず、ゆっくりハッキリていねいに話すことです。緊張すると、自然と早口になってしまいます。そうすると、面接官は聞き取りづらくなってしまい、もう一度、聞こうとするため二度手間をかけさせてしまいます。コミュニケーション上、あまりよろしくないですね。緊張するのは面接官も分かっていますので、文化祭や学校説明会で感じたことを子どもらしく、明るく伸び伸びと伝えましょう!そういうお子さんに、私立中学は通って欲しいものなのです。

③入退室などのマナー編

これも当たり前ですが、入室時はドアをノックをしましょう。いきなり入る人はいませんよね。国際的な標準マナーでは、礼儀に適ったドアノックは4回とされますが、これは執事がいらっしゃる豪邸をイメージしていただければお分かりかと思いますが、そういうところでは4回です。でも日本では多すぎますよね。でも2回ではトイレになってしまいます(笑)。ゆっくりと3回ノックしましょう。

そしてドアを開けるタイミングは「どうぞ」と声がかかってからにしましょう。勝手に入る訳にはいきませんからね。でも、声がかからない場合は少し待ってから入室しましょう。その際には必ず「失礼します」と言ってから一礼し、お尻を見せずにドアを閉めるのを忘れないよう気をつけましょう。

次に、椅子の入口側に近い方の横に立ち、「よろしくお願いします」と元気よく爽やかな挨拶をし、あらためて一礼します。「どうぞおかけください」と勧められてから着席しましょう。背筋をぴんと伸ばし、深く腰かけ、ひざはそろえましょう。間違っても脚がだらしなく開いてしまうことがないように…。

最後に、面接官から「以上で終わります」と告げられたら椅子に座ったまま軽く一礼し、立ち上がったあと、椅子の入口側に近い横に立ちます。そして「ありがとうございました!」と爽やかな挨拶をし、再度一礼します。ドアの前まで移動したら、面接官の方に向き直して「失礼します!」と言ってから、最後にもう一度一礼し退室しましょう。なお、入退室の際には、ドアを雑に開け閉めするのではなく、静かにていねいにおこないましょう

聞きたくても聞けないアレコレ

①服装や靴はどうしたら?

*お子さんの服装や靴

まず始めに募集要項をキチンと確認しましょう。普段どおりの服装で良いとするところが大半です。とは言っても、くたびれている服装をしたのでは、やはり印象が悪くなりますので、常識的かつ清潔感のある服装を選びましょう。

もし現在通っている小学校に制服がある場合は制服で構いません。制服がない場合は、男子であればブレザーかジャケット、シャツ、ネクタイ、パンツに黒のローファーが良いようです。ただし近年は少しカジュアルにセーターやカーディガンの着用も増えているようです。ただしパンツ選びでデニムは避けた方がよさそうです。
女子であればブレザー、ブラウス、スカートに黒のローファーが一般的ですね。色は紺やブルーが良いでしょう。

*保護者の服装

こちらはスーツの着用が無難です。

②何でも正直に話した方が良い?

基本的にウソはつかないようにしましょう。ただし「物は言いよう」です。どういう風に伝えるかでプラスにもマイナスにも取られてしまいます。たとえば、「太っている人」に対して、「太っていますね」と正直に(?)伝えたのではケンカになります(笑)。「デブですね」ももちろんケンカになります。「頼りがいがありそうです」とお伝えしたら…悪い気はしないですよね。「こんなに安心できるのは初めてです」なんて言われたら、逆に嬉しくなっちゃうかも知れません(笑)。基本的には正直にお伝えしましょう。ただし、伝え方は考えましょう

③面接前に確認しておいた方が良いことって?

親子面接がある学校を受ける場合(特に別々に実施される場合)、お子さんの答えと保護者の答えが食い違うことだけは避けましょう。親子で事前に確認しておく必要がありますね。

悔いの残らない面接をするために

細かいことを挙げておきます。

①「はい」や「いいえ」は、ハッキリと

これはとても大事なことです。また、分からないことは正直に「分かりません」と答えましょう。正解を答えようとして、なが~い沈黙にならないように心がけましょう。また、語尾は「です・ます」をつけて、最後までハッキリと受け答えしましょう。日本語は最後が重要です。だから論説文でも結論は最終段落になるのです。日本語の構造上、仕方のないことです。

②家族のことは

自分の家族のことは「父」「母」「兄」「姉」と答えましょう。
たとえば、「お父さんとはよく話しますか?」と聞かれて、「はい。お父さんとはよく会話をします。」と「お父さん」につられて答えてしまうと、少し幼稚に聞こえます。「はい。父とはよく会話いたします」などと答えるように心がけましょう。普段からの練習が必要かもしれませんね。

まとめ

色々と書きましたが、要するに私立学校側は、「ウチの校風に合っているか?」を確認したいだけなんです。合格したあと、うまくやって行けるか、変に浮いたりして可哀想な想いをさせたりしないか、ということを確認できれば良いのです。したがって、変なことを口走らない限り、面接で落とされることはありませんのでご安心を。本当にお子さんが「通いたい!」と思っているのであれば大丈夫です!

この記事の内容が助けとなり、面接が楽しく充実し、見事、第一志望校に合格できました!となるような中学受験になれば幸いです!

Shonan FELIX 代表
米本 喜彦

どうせやるなら、人生を変える勉強をしませんか?

記事を最後までお読みくださりありがとうございます!
このブログを執筆している米本喜彦と申します。

湘南・藤沢で"Shonan FELIX"という学習塾を営んでおり、他塾との相違点は、ズバリ「論理的思考力」と「コミュニケーションスキル」を身に付けることができる塾だという点です。

Shonan FELIXでは
・物事を筋道立てて考える力
・誰でも納得できる会話力
・正しく理解する分析力
・問題解決能力など
という社会に出てから本当に必要な力を身に付けるために日々授業を行っています!
我が子には、自分でお金を稼ぎ、キチンと生活してもらいたいはずです。まさに「論理的思考力とコミュニケーションスキル」はこの自立していくための必要不可欠なツールなのです。

どんな些細なことでも構いません。
お子さまのためにどうぞ、ご相談ください。

ご相談・無料体験お申込みはこちら

SNSでもご購読できます。