鎌倉学園中学校ってどんな学校?入試傾向と対策・口コミ

私は神奈川県の藤沢という地で、「論理的思考力とコミュニケーションスキルを身につけておけば、将来食いっぱぐれることはございません」という理念で中学受験の学習塾を営んでいる米本と申します。

令和の時代となり、はや3か月目に突入しましたね。昭和・平成・令和と、3つの時代を生き抜くことになりました。保護者の皆さまも同じようなお立場かと思います。でも、こういうことってなかなか経験できるものではありませんね!そして、いつまでも健康でいたいものです。

さて、鎌倉学園中学校は、神奈川県鎌倉市にある男子校です。

逗子市にある逗子開成中学校とよく比較されます。よく併願校として一緒に受験されるご家庭が多いものですが、鎌倉学園の1次試験が2月1日になったため、本当に合格したい生徒を取りに来た印象を受けました。今回はいよいよ、本格的に力を入れてきた鎌倉学園についてまとめてみました。最新版の首都圏模試センターでの偏差値は2月1日の1次試験が66、同じ日の午後入試の「算数選抜」にいたっては71となる、とても難しい男子校です。少しでも合格へのお役にたてれば幸いです。

基本情報

沿革

建長5年(1253年)、執権の北条時頼が建長寺を建て、鎌倉学園の前身である宗学林が創設されます。そして大正10年(1921年)に鎌倉中学校として設立の認可を受けます。昭和50年(1975年)に校名を鎌倉学園中学校・高等学校に変更し、校舎のリニューアルを進めて現在に至る伝統校です。100年近い歴史を誇りますね。

教育方針

教育方針は「礼義廉恥」という中国古典の言葉を掲げています。

それぞれの意味は、「礼とは節度を守ること」「義とは自分を実際以上に見せびらかさないこと」「廉とは自分の過ちを隠さないこと」「恥とは他人の悪事に引きずられないこと」だそうです。人として身につけなければならないこと。社会の正しい道理を知り、心清くして悪を恥じ、不正を行わないこと。こういうことを校訓として、「自主自律」の精神を現代に受け継ぎ、「知・徳・体」のバランスの取れた人間形成を目指す…とパンフレットに記載されています。

アクセス

JR横須賀線の北鎌倉駅から徒歩13分です。歩道の幅が狭く、すれ違うときに注意が必要かなと思いますが、緑も多く、環境としては良いと思います。建長寺のとなりに校舎が建っています。藤沢駅からだと、JR東海道線で隣駅の大船駅まで行き、横須賀線に乗り換えます。

その他

通称は、「鎌学」。パンフレットには「カマガク」と表示されています。進路指導にはかなり力を入れており、東京大学への進学者は、2016年から4年連続で輩出しています。その他、国立でいうと「京都大学」「北海道大学」「東北大学」「秋田大学」など、今年は64名の合格実績を持ちます。私立であれば、早慶上智には117名、GMARCHへは279名の合格実績を出しました。
部活動においては、かなり盛んに活動が行われております。運動部については「柔道部」「剣道部」「ハンドボール部」「ボクシング部」などがインターハイ出場経験を持っております。また、最近は高校の野球部の活躍も目立ってきましたが、スポーツ推薦は一切やっていないので、たたき上げの選手が多いのも特徴です。カマガク出身の有名人としては、サザンオールスターズの桑田佳祐さんがいらっしゃいます。

入試日程の変更

①一次入試

2月1日の午前に4教科が行われます。

②算数選抜

2月1日の午後に行われます。集合時間が3通りあります。
集合A 15:30に集合し、15:40~16:40で行われます。
集合B 16:40に集合し、16:50~17:50で行われます。
集合C 16:40以降に集合し、17:00以降に随時開始し、18:00試験開始が最終です。

③二次入試

2月2日の午前に4教科が行われます。

④三次入試

2月4日の午前に4教科が行われます。

入試傾向

算数(50分/100点満点)

2月1日の午後に行われる「算数選抜入試」は、文字通り、算数のみの入試で、配点はこの入試だけ150点です。募集人員20名に対し、応募者数が200名を超え、さらに、記述式のため、難易度が高くなっています。

1次、2次、3次試験ともに構成や傾向は同じで、大問1は「計算問題」で標準的な四則計算です。大問2~3は
穴埋め式で、「逆算、割合、時間、場合の数」などが出題されます。小問集合に関しては、平面図形(角の大きさ、辺の長さ、面積など)がよく出されます。そして、大問4~7は総合問題となっていて、「数の性質・規則性、場合の数、割合、図形の移動、速さ・距離、平面図形、立体」などが出題されています。さらに大問8も総合問題として「立体図形(図やグラフからの求積、水位と求積など)」が今年は出されました。

注意しておきたいのは「1問4点で25題の100点満点ですので、どの問題を解いても価値は同じ」ということです。簡単な問題や得意な問題は、正確に解いて、得点しておきたいところです。また、総合問題では、(1)は、問題の内容を確認するための基本問題だったり、(2)は、(3)を解くためのヒントや注意となっている場合がありますので、関連づけて考えるようにしましょう。

国語(50分/100点満点)

例年、大問は五問ないし六問となっていますが、今年は1次から3次試験すべてにおいて、大問は五題でした。

大問1・2は、漢字の読みと書きです。原則として小学校六年生までに学ぶ漢字(教育漢字)の範囲から出題されています。読み、書きともに五題ずつです。

大問3・4は、いわゆる長文読解です。配点比率はほぼ同じで全体の8割程度。大問三は「小説・随筆または詩とその鑑賞のような内容の文芸的文章」、大問四は「ものごとを論ずる内容の論理的文章」です。字数にして3500字程度。の文章が2つ。膨大な字数ではありませんが、きちんと正確に読み取りたいですね。

出題形式としては、記号選択式の問題や抜き出し式・空欄補充中心の問題となっています。また、30字〜60字程度の記述問題が1次・2次・3次試験ともに1題以上出題されます。設問の指示にしたがって、本文の内容をまとめたり、自分の考えを簡潔に述べるという内容になります。指示語、接続語の問題や言葉の意味を問う問題から始まって、登場人物の心情情景や主旨の読み取りまで幅広くさまざまな問題が出題されます。詩の問題平成13年に出題されましたが、それほど出題頻度は高くありません。大問5は、国語の基礎的な知識を問う問題です。熟語・慣用句・ことわざ・漢字の部首・国語表現などが中心ですが、文学史の場合もあります。配点は10点程度です。

理科(30分/60点満点)

ほとんどの学校がそうですが、物理・化学・生物・地学の4分野の項目からまんべんなく出題されます。物理分野は「光と音の性質」「ふりこの運動」などからよく出題されます。実験を通して考える問題もありますので、対策を立てておきましょう。

化学分野は「ものの燃え方」「体積と重さの関係」「固体・液体・気体」などについて出題されます。表やグラフを読み解く力も見られます。

生物分野はおもに「ヒトのからだのつくりやはたらき」について出題されています。説明文や図などから答えを考える問題もあります。

最後に地学分野。「気象、地層、地震」などについて出題されています。図などからさまざまなことを考えたり、計算したりする必要があります。注意点としては、問題数が多めなので、自分にとってすぐできそうな問題から解くようにしましょう。

大問数は4問または5問で、おおむね1問2点の配点です。完答の箇所や4点配点の問題もあります。実験や資料からの考察問題は、あまり時間をかけすぎると足りなくなりますので、ペース配分には気を付けましょう。選択問題と計算問題中心ですが、用語を記入する問題もあり、しかも漢字やひらがなの指定をされる場合があります。記述問題も出題されますので、漢字に関しては正確に覚えておきましょう。また、難しい用語や図が出題されても、問題文中に必ず説明がありますので、あきらめないでよく読み、落ち着いて解きましょう。

社会(30分/60点満点)

毎年、地理分野22点・歴史分野22点・公民分野16点の配点で構成されています(1~3次とも)。重要事項をしっかり理解していれば、高得点は充分可能です。ただし、原則として解答は漢字指定ですので、きちんと覚えていないと、せっかく答えは分かっているのに点数に結びつかない危険性があります。日頃から漢字で書くように習慣をつけましょう。

地理分野は「日本の自然・産業・各地方」を中心に出題されます。生産高などは、資料集を使ってグラフや表で確認しましょう。統計資料の数値は、毎年変化していますので、最新のものを使用しましょう。地形図の読み取りはできるようにしておきましょう。総合力が試されます。また、地名が出てきたら、地図帳で調べて位置を確認しておきましょう。

歴史分野は、特定の時代からの出題はありません。古代から近現代まで全時代にわたって出題されます。 丸暗記に頼るのではなく、資料集を使って建築物・仏像・美術品など、写真で確認しましょう。また、年表を自分で作ってみて、各時代の特徴をつかみましょう。また、人名や歴史的事件は漢字で書けるようにしておきましょう。

公民分野は、塾のテキストで基本事項をしっかり学習しておけば、大丈夫。 また、近年起こった政治・社会問題は聞かれることが多いので、「現在、日本の政治で何が問題なのか」と考えながらニュースや新聞に接するとよいでしょう。注意点としては、記述問題は因果関係をはっきりさせて書きましょう。また資料を読みとって説明することに慣れておきましょう。時事問題もありますので、対策を忘れずに!

評判

ネット上の口コミをまとめましたので、どうぞ、ご参考になさってください。通われている方、もしくは卒業された方の言葉ですので、信憑性はあると思います。

高校から入ってくる生徒もいるので、その分、考えが広がると思います。高校受験が無い分、部活に全力で取り組めます。たまに高校生と一緒に練習することもあっていい刺激になりました。グラウンドも2つあるので、場所には困らなかったです。いじめは、まず争う必要がないですし、皆それぞれ受験で頑張りあった仲間なので、いわゆるスクールカーストなんてできないです。いじめなんてありえません。校則は緩いけど、それでいいと思います。皆マナーは守っていますので。制服は…ポロシャツ最高!学ラン最高!です(笑)。

高校から入ってくる生徒がいる学校は、対象外と思っていたので 当初は不本意入学でした。
しかし入ってみると、長い歴史や伝統の中で根付いているリベラルな空気や立地から、あふれる品性が感じられます。OBも有名企業の重役クラスが多く、卒業しても母校愛が強いようで、進学実績でははかれない学校生活の充実度の高さが感じられました。

中学入学時のレベルからみると 今一つかと思いますが、施設が一新したと同時に、進学実績を伸ばしていこうという意気込みが感じられ、今後に期待できるのではと思います。大学付属校ではありませんから、国立を視野にいれたカリキュラムに力を入れていく印象です。

子どもを一人の人間として見続けてくれる、温かい学校です。生徒がのびのびと、元気な子もおとなしい子も自分の居場所を得て学校生活を送っているようです。
高校では国立大進学に対応したカリキュラムの整備が進んでいたり、中学も達成度に応じたきめの細かい指導体制となっています。先生方は自然体な方が多く、個性豊かです。みなさん人間味にあふれていて一生懸命という印象があります。

生徒とのコミュニケーションも多いようで、個人的な勉強面の指導はもちろん、相談事などをもちかけるとすぐに時間を作って話を聞いてくれる、良い意味での接しやすさがあるようです。ガツガツしていないところが物足りないと感じることもあるかもしれませんが、子どもが6年間生活をする場としては最適だと思います。

成績の悪い生徒に対しての補修、再テストなどが手厚いと思います。学校全体でボトムアップに努めていると強く感じます。文武両道をうたっている通り、部活動も熱心に指導してくださり、部活と勉強のメリハリがあってよいと思います。とくに目立ったいじめがあるというのは聞いていません。保護者が校内を歩くときは、生徒は元気にあいさつしてくれます。

歴史ある古都鎌倉で、のびのびと学習できる環境にあります。
先生方は皆、温かく生徒を指導してくださいます。建長寺での坐禅や鎌倉の海岸を掃除するボランティアなど、特徴ある教育も魅力的だと思います(校長先生は「ほどほどの宗教教育」と表現されています)。

放課後が楽しい学校です。部活動を重視しており、この活動を通じて人間関係や自我が育成されます。学業一辺倒ではなく、精神的な大人になる一助をしてもらえます。いじめについては、息子の周りでは聞いたことがありません。部活動で忙しく、いじめどころではないのでしょうか?

観光地北鎌倉ということもあり、駅からの道は、シーズン中は細い歩道をすれ違うのは学生には厳しいようです。
学校からは片側の利用を指導されているようです。歩道がもう少し広ければ安全なので、助かります。近隣住民の歩行の迷惑にならないのですが…。

黒の詰襟学生服で、夏はポロシャツでも可であるが、あまり先生が生徒指導に熱心ではないので、詰襟もきちんとボタンをキチンと止めている生徒が少ない。

まとめ

いかがでしたでしょうか?神奈川県にある男子校。ロケーションも教育内容も魅力的だと思います。特に校長先生がおっしゃっている「中学受験は、建学の精神を見極めて受験するべきである」という言葉に、とても共感できます。放課後にこそ、カマガクの真髄があるようですので、一度、親子そろって放課後に訪問してみることをお勧めいたします。

お子さまが一生懸命、努力して、家族がサポートにまわる…そんなご家庭を一生懸命、応援いたします!

Shonan FELIX 代表
米本 喜彦

どうせやるなら、人生を変える勉強をしませんか?

記事を最後までお読みくださりありがとうございます!
このブログを執筆している米本喜彦と申します。

湘南・藤沢で"Shonan FELIX"という学習塾を営んでおり、他塾との相違点は、ズバリ「論理的思考力」と「コミュニケーションスキル」を身に付けることができる塾だという点です。

Shonan FELIXでは
・物事を筋道立てて考える力
・誰でも納得できる会話力
・正しく理解する分析力
・問題解決能力など
という社会に出てから本当に必要な力を身に付けるために日々授業を行っています!
我が子には、自分でお金を稼ぎ、キチンと生活してもらいたいはずです。まさに「論理的思考力とコミュニケーションスキル」はこの自立していくための必要不可欠なツールなのです。

どんな些細なことでも構いません。
お子さまのためにどうぞ、ご相談ください。

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